NY四日目!NY最終日 〜男の鞄〜

9月27日(日)雨のち曇り

今日は朝から雨。窓の外はどんよりとした灰色の雲で覆われ地面は濡れている。たった4日の間に真夏日から秋雨まで全てを体験している感じ。

気候と気温の変化が激しすぎるのと、旅の疲れも加わってかAliも体調を崩した様子。のどの調子がよろしくないみたい。そこで、無理をせずに午前中は遅めに出発する。

GIantsStadium2本日のメインイベントはアメリカンフットボール観戦。ニュージャージーにあるジャイアンツスタジアムへ向かう。Pen Stationから電車に乗っていくつもりが、直行便のバスがPort Authority Bus Terminalから出ているということで、その助言に従いバスで行く。午後1時のスタートからは30分以上遅れるものの無事にスタジアムに到着。初めてのアメフト観戦とあって楽しみに入り口に向かうが、ここで問題発生。Aliはすんなりと入り口の荷物チェックをパスしたところ、自分が同じ列から行こうとすると女性係員に高圧的に「女はこっち、男は別の列に並べ!」と怒鳴られる。そこで、他の列に並んで入ろうとすると、「バッグの持ち込みは禁止だ」と先ほどの女と一緒に他の係員も叫んでいる。NYに限らないが持ち物検査は安全のためという理由で、Museumや他のスポーツ観戦などで当たり前に行われており異論はない。しかし、ここでは男性のバックパックや鞄類の持ち込みは一切禁止だというのだ。「安全が目的なら中身を全部見てもらえば問題ないはず」と考え列に並ぶが、先ほどの女が「鞄を持つ限り入らせない」と自分の列でもないに口を出してくる。なるほど、入り口付近には同じことを言われた客がその場で持ち物を捨ててゴミと化した鞄やリュックサックが散乱し雨に濡れている。ところが、見ていてどうも解せないのは女性は手荷物OKということだ。そこで例の女に何故女性は良くて男性は駄目なのか尋ねてみる。すると面倒くさそうに、「女性には女性の必要なものがあるからいいんだ。男の鞄は許されない。」という。とっさに思いついて、「自分が持っているのは嫁のものだからいいのでは?」と食い下がると、「彼女はもう入っているから駄目だ。手荷物もひとつ持っている。」と素っ気ない返事。確かにAliはカメラを入れるためのポシェットを肩からぶら下げている。一瞬、しまった!Aliにこのバッグを持たせれば良かったと思うがもう後の祭り。とはいえ、鞄を捨てるなんてもったいないし、どうしようか思案する。折り畳んでAliに渡そうとすると他のおっさん(係員)が近寄り「鞄は絶対に持ち込ませない」といきり立って怒鳴ってくる。「これだけ持ち物を入り口で平気で捨てさせてゴミを増やすなんて、何て環境に優しくない奴らなんだ!」とか、「自分たちはテロの危機にさらされているとか言いながら、そういう独善的かつ高圧的な態度が世界中の反感を買っているのにコイツらは気付いていないんだ!」とか沸々と言いたいことが浮かんで来るが、彼らが折れる気配は全くないので、違う行動を考える。一方的に言われた時はカチンと来て「もうアメフトなんか見なくていいから帰ろう」と思い始めたが、他の入場者を観察していると鞄は駄目だがビニール袋に入る程度の荷物はいいらしい。それならば、ということで辺りを見まわす。するとそばに工事現場の冊があり、その向こう側に歩いていくと黒いテントが折り畳んであるのを発見。メッセンジャーバックだけその中に隠し、中の荷物は白いビニール袋に入れて再度入場を試みる。他の列に並んでおじさんに袋の中身と衣服のポケットなどチェックされたが問題なく、ようやく無事に入場出来た。あー、長かった。

JetsGameスタジアムは一昨日のヤンキースタジアムのように新しくきれいではないが、さすがにすごい大きさだ。座席数もYスタが5万ちょっとなのに対し、こちらは8万人も収容出来ることからもその大きさが伺える。試合は第2クォーターでホームのNew York JetsがアウェイのTennessee Titansを14−0でリードしている。Jetsの本拠地なのでスタンドの観客はほとんどがJetsのチームカラー緑のユニフォームで埋まっている。因みにこの緑色は自分の出身大学のスクールカラーとほぼ同じ色なので親近感が湧く。天気はあいにくの雨で、シートが濡れいてる。屋根がないので仕方がない。雨は小雨で降ったりやんだりだが次第にお尻が濡れてくる。ちなみに自分の席に座ったとたんに前の席の女性がその隣に置いてある黒いバッグが目に入る。自分のメッセンジャーの2倍はあろうかというその鞄を見るにつけ、あの係員達の厳つい顔が思い出され、「ルールって・・・」と切なくなった。

GiantsSback実はアメフトのことはルールも含めよく知らないのだが、スタジアムの雰囲気などサッカーにも似ている。同じフットボールだから!? Jetsのファンに混じって自分たちの席の後ろに相手方のファンが3人ほど席を構えているが、この輩がアウェーなのに遠慮がない。他の観客と全く正反対の反応で、周囲が残念がっている時に立ち上がって大騒ぎしている。多くのJetsファンはしかとを決め込んでいるが、自分たちの前列3席分くらい左に陣取ったおじさんは、しきりにこの敵方ファンを意識して振り返る。因みにこのおじさんはテリー伊藤に良く似ている。このテリー伊藤が試合以上に後ろの3人に気を取られ、その中間に位置する我々にも気軽に声をかけて来る。Aliが着ているジャケットがたまたま敵方Titansのユニフォームの色と似ていたので、どうもAliのこともスパイ(単なるタイタンズファン)かと想像を膨らませたらしい。想像は自由だがAliにはいい迷惑だ。とはいえ、他の客は意外と礼儀正しく、むしろ後ろの敵方3人の方が口汚く恐れ知らずだ。JetsAF

第3クォーターに入ってJetsが逆転されるとファンから失望のため息が溢れ、巻き返しを期して応援に一層熱が入る。アメフトは攻撃と守備が完全に分かれていて、展開がコロコロと変わっていくのでその度に観客が一斉に立ち上がる。味方のチャンスになるとほぼ皆が立ち上がるので座ったままでは前が見えない。両エンドの観客席の上にスクリーンがあるものの、Yスタのように大きいものではないのでジャイアンツスタジアムを改装する時は立派なスクリーンが設置されることを期待する。因みにこのスタジアムでのメインスポンサーは世界のTOYOTAのようだ。さすがに日系はこの会社だけらしい。

第3クォーターの終わりにJetsが再逆転して21−17とリードした際には、テリーも興奮して後ろの3人組に向かって「今のは痛かったろう!どうだ、参ったか」みたいなことを言っている。どうも前を見るよりも後ろを振り返る時間の方が多いようだ。今日は早めに帰りたかったので、第4クォーターが始まった所でスタジアムを後にする。雰囲気を味わうという目的は達せたし、ハーフタイムのチアガールの応援やかわいらしいキッズのアメフト試合なども楽しむことが出来た。次回観る時はもう少しルールを覚えて、細かい試合展開を楽しめるようになりたいものだ。

マンハッタンにバスで戻ってからは6th Avenueや5th Avenueを建物の写真を通りながら北上していく。StPatricChurchロックフェラー・センターやセント・パトリック教会を写真に納める。そのため目的地のMoMA(ニューヨーク近代美術館)に着く頃には5時になってしまい、閉館まで残りわずかであった。それでも、観たい所をさっと回る。ここはAli好みのモダンアートやデザインなどが多く、時間をとってゆっくり回ってみたい場所のひとつ。今回は行っただけになってしまったが、次回のお楽しみということでまた来ようと思う。

予想通り、4日間はあっという間だ。そして、予想以上にNYは面白かった。

以下たったの4日間ではあるがNY滞在で気付いたこと。

地下鉄: NYの地下鉄は汚い。駅によって差はあるものの、基本的に大差なく汚れている。何故だろうとよく見てみると、まず地面に黒い斑点が多い。ガムの痕なのか至る所に散らばっている。壁もすすけていたり黄色がかっているところが多い。古いせいなのだろうが、キッチンの換気扇の周りが油で黄ばんでくるのに似ている。そして暑く、空気がもわっとしている。さらに言えば、分かりにくい。慣れの問題もあるとはいえ、まず入り口が地味で見つけにくく、上り線と下り線で入り口が別のところも多い。そのため反対ホームに行くためにいちいち外に出なければならなかったりする。不便である。だめ押しは匂いが臭い。地下鉄に限らずストリートでもたまに感じたが、キャンプのトイレのようなおしっこの匂いが立ちこめている場所が多い。音がけたたましいのはどこの地下鉄も似たようなものかもしれないが、かなりスピードを出したところで轟音が響きわたる。

人種: 移民の街、人種のるつぼというだけあって様々な人が生活している。ロンドンも似たような感じだが、NYではヒスパニック系の住民を多くみかける。地下鉄でロシア語や中国語の新聞を読んでいる人を見かけた。それだけ言葉も入り乱れているのだろう。

サービス: 日本が過剰サービスというのもあるが、高級な店などを除き多くの場所で客に対するサービス精神が感じられない。態度が横柄だったり親切でなかったりしても、珍しくはないようだ。

娯楽: 何がしたいかにもよるが、かなり色んなものの需要を満たす街である。スポーツ観戦をするにも色んな種類のプロスポーツが楽しめる。自分でスポーツをする分にも、セントラルパークに行けば人それぞれ思い思いのスポーツを楽しんでいる。芸術が好きな人にはたまらないほど多くの美術館が溢れている。数年住んでちょうどいいくらいかも。レストランも種類が豊富なので、お金に余裕があれば、毎日違う種類のエスニックフードを楽しめる。

どの街に住んでも、色んな面があるので一概にすべてを言い表すことは出来ないが、NYは夢を求めた人たちが世界中からやって来ては、そこに各々の文化を開かせながら常に変化を続けているので、それが多様性や面白さの源になっているのだろう。

最後に、NYに観光に来る際は最低1週間は滞在したいものである。今回はCity Passに入っている観光クルーズも行けずじまいだったので、これも次回のお楽しみにしたい。

明日は早朝に出発してBostonへ。Bye Bye New York.

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2 Responses

  1. Aliちゃん大丈夫? 

    そろそろ疲れが出る頃よ、無理しないでね。

    Have a nice trip.

    • Hello Tae
      NYで風邪引きさんが多くて、メトロに乗った時は必ず私の隣に座ってたよ!それじゃ移るのは仕方がないもんね。疲れも少しあるかもしれないので、今日は薬を飲んで早く寝ようかなぁ!といいながら、生君がもう寝た!そちらの皆さんによろしくを伝えてくださいね、また会えるのを楽しみにしてる….まだ2ヶ月先の話だけど!

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