63日目 Queenstown 〜 Sydney 〜 Cairns

11月25日(水)晴れ/雨

朝は9時に間に合うように借りた車をQueenstownの街中に返しに行く。ホテルまでは歩いて戻る。天気はよいが風が強い。最初から最後までNZは風の強さが印象に残る。静かな湖も風の強さで細かい波が起こり岸辺に打ち寄せている。風景の写真を撮りながら湖沿いを風に向かってゆっくりと歩いていく。ホテルまでの最後の数百メートルは上り坂になっている。風と坂とでなかなか進まないが何故か走りたくなる。思ったよりも息が切れた。

 

ホテルロビーでしばらく待った後、迎えに来たシャトルバスで空港へと向かう。空港は小さいが周囲の山々に囲まれた景色は素晴らしい。

空港ロビーでもしばらく待ってようやく搭乗口へと向かうが、出発料金とやらを払う必要があると言われ両替所に並んで支払いを済ませる。出発料金だったり荷物(スーツケース)預け料だったり空港使用料だったりと場所によって名称は様々ではあるが、隠れた支払いが出発直前に待っている。チケットを買う時に金額の提示や支払いを済ませられるようにしてほしいものだ。最近は格安旅券と謳っていても実際はそれ以上かかることが多いような気がする。

搭乗口では自分たちの乗る飛行機が到着するのが見える。搭乗口から外に据えられた階段を一人ずつ降りて空港建物まで歩いて行く姿が見える。反対側からは預けられたスーツケースが一つ一つ降ろされていく様子も最初から最後まで観察することができた。空港ではたまに数人乗りのセスナが離着陸をする姿が見られるが、小さな機体を大きく揺らす様は見ているこちらがはらはらさせられる。

今回のQantas航空便での自分たちの席は4列目、ビジネスクラスのすぐ後ろである。足を延ばしても余るほど座席の余裕はある。機内全体でも空席が目立ち余裕のあるフライトのようだ。

とは言え、離陸直後の揺れは余裕があるどころではない。山に囲まれた空港なためか離陸後は左に大きく急旋回して行く先にそびえる雪山に突っ込むように突き進む。山の頂上をかすめるように過ぎた辺りから白く厚い雲の間に突入すると同時に、右に左に上に下にと揺れが続く。山がまだすぐそばに見えることからかなりスリルがある。雲を突き抜け視界が開けるころからようやく安定した飛行へと落ち着いた。

その後は順調な飛行で予定通り無事にSydneyに到着。Sydneyでは乗り換えるだけなのだが一旦荷物を拾ってまた預けるようになっている。まあ次の便まで4時間以上あるので問題はないが。Sydneyの入管は今回の旅で最も楽に通過出来た。NZの入管職員も気さくでのんびりとした感じだったが、今回は旅の目的など何も聞かれなかった。到着した客にあわせてやって来た職員同士が楽しそうにジョークを交わす姿を横目に「ここではみんながコメディアンだから:)」と笑顔でスタンプを押してくれる。

スーツケースを拾った後、Qantasの国内線乗り継ぎカウンターまでかなり歩いて進む。荷物を預けセキュリティーチェックを受けた後はQantas専用の国内線ターミナルまでバスに乗り継いで行く。10分もバスに揺られたことからも、かなり大きな空港であることは予想出来るだろう。

出発の搭乗口に着いてからもまだ3時間も時間があるので空港内の店を歩いて回る。ようやく搭乗時刻を迎えて乗り込むが、今回は満員のようである。Cairns行きのフライトは先ほどのSydney行きとは逆で、前半はスムーズに進む。が、到着が近づくにつれて暴風雨に見舞われたらしく、空港に向けて着陸するまでは高度を下げるに従い機体が大きく揺れて怖かった。こうして日記を書いていることからも何とか無事にCairnsに辿り着いたようだ。

Cairns空港では激しく雨が叩き付けている。降り立った空港建物から手荷物受け取り所までは、トタン屋根を付けた仮設通路を時折濡れながら歩いて行く。どうやらCairns空港は2010年に改装オープン予定で、今は改築のまっ只中らしい。荷物を拾ってタクシーでホテルへと向かう。空港から10分ほどで無事にホテルに着いたのは良いが受付の建物の鍵は閉まっている。それに加えて警察の車がホテルの駐車場に停まっているのが物々しい。24時間チェックインと前の看板に堂々と掲げているからにはいつチェックインしても構わないに違いない。確かに夜の10時は早いチェックインとはいえないが、入り口のドアにも8時以降は呼び鈴を鳴らしてくださいとの貼り紙がなされている。雨の音が叩き付ける中、30分ほどベルを鳴らしたり戸を叩いたりしていたが従業員の気配は感じられない。このまま入り口で立っていても埒があかないので、近くに並んでいる他のモーテルにでも泊ろうかと思案している所、ちょうど前の歩道を通りかかったオーストラリア人の若者がやって来る。事情を話すと自分たちと同じようにベルを鳴らしたり声を上げたりしてくれるが何も代わりはない。彼は近くのモーテルに泊まっており、おそらく空き部屋があるとのこと。他にいい選択肢は思いあたらないので彼について行く。こちらの宿では年老いた男が2階から顔を出し、時間をかけて降りて来てくれる。部屋はあるので泊めさせてくれるが、夜遅くに訪れた客を不審に思ったのか、宿を紹介してくれた若者の話していた値段よりも$15多めに、更に現金での支払いを求められる。

叩き付けるような雨の中外で立ちつくすよりは屋根のついた部屋に泊まれることはありがたい。が、部屋に入ってすぐに死んだゴキブリをAliが発見してからのこの宿に対する信頼感の低下は想像に難くないだろう。ゴキブリ発見以来、部屋のものを触りたがらないAliは今晩は眠ることすらできないかも、とぼやいている。さりとて雨の降りつける外よりはましであろうと自分はシャワーを浴びて横になる。雨が屋根に叩き付ける音が響くのと同時に、夜遅くに帰って来た他の客の大声が響いて来る。更に夜中には隣の部屋からの大きないびきも聞こえて来る。

我々の予約したホテルで何があったかは知らないが、なかなかネタには事欠かないオーストラリアでの初夜となった。

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