52日目 Taupo 〜 Tongariro 〜 Wanganui 〜 Palmerston North

11月14日(土)曇り時々晴れ  Cloudy with Clear spells

Taupoを発ってから湖畔沿いに車を走らせ Tongariro National Park(トンガリロ国立公園)を目指す。国立公園に入ると周囲に大きな山が見えてくる。中でも真っ白な雪山が青空に美しく映える。47号線から左折して国立公園の中心地であるWhakapapa Village(ファカパパ村)へとやってくる。トレッキングや登山の拠点となるこの場所にはキャンピングカーがたくさん停まっているが人はそれほど目にしない。時節柄まだ登山客は少ないのだろうか。外に降り立つと空気がひんやりと冷たい。さすがに標高が高いので無理もない。ハイキングコースも多くあるようだが、一番近くのNature Walkを散策。渓流のほとりに降りることができ、向こうに雪山がそびえ立つ。冷えた空気が澄んで気持ちが良い。1年分の深呼吸をまとめてしたくなる。しばらく渓流の写真撮影に励んだあと、昼食をとる。近くにある Shelter 内のトイレもきれいでこのShelterでも快適にキャンプが出来そう。


山登りは気持ちよいだろうな~と後ろ髪を引かれつつも、ここもまた来たいリストの一つに加えてWhakapapaを後にする。ひたすら山道を走る途中、工事中で数回減速するも他はカーブの減速のみでほぼノンストップ。昨日までは牛の方が多かったが、今日は山間部の草原に羊の姿をより多く目にする。羊の国の面目躍如か。山の景色を楽しみながらドライブする途中、山道の上ほうで事故車を発見。車がひっくり返るほどのかなりの激しさ。救援車を待っているらしく、進むようジェスチャーされたので邪魔にならぬようそのまま通過するが、街まではかなり遠い様子。下る途中救急車、パトカー、消防車2台とすれ違うが着くまでに時間がかかったに違いない。事故、とりわけ人気の少ない所では危ないと痛切に感じだ。安全運転で行きませう。

Wanganui(ワンガヌイ)の街でひと休憩。川のほとりに車を停めるとWhanganui(ファンガヌイ)で女性の一団がrowing boatで訓練をやっている。風がものすごく強いため漕ぐのを止めると川下へ流されて行くのがわかる。今日の天気ではかなりよいトレーニングになること間違いない。ガイドブックによるとワンガヌイとファンガヌイは同じ意味で地元マオリの方言がWhangaをワンガと発音するため街はワンガヌイ、川や国立公園はファンガヌイと混在するようになったらしい。

Wanganui から本日の宿泊地 Palmerston North まではそれほど遠くなく、3時過ぎには無事に到着。街の中心部、The Squareに歩いて行くがここも風の強さが半端ではなく、おまけに寒いので買い物を済ませて早々と宿に帰る。

当初は本日 Wellington まで行ってしまおうと考えていたが、宿が空いていないためやむなくPalmerston Northに泊ることにした。それもそのはず、今晩はサッカーのワールドカップ出場の切符を賭けて New Zealand vs Bahrain の最終戦。宿が空いていないのも納得。とはいえ、今日のホテルも広くて快適。部屋でゆっくりと試合観戦。NZファンの期待に応えるべく1-0でNZの勝利。見事約28年ぶりにWorld Cup出場を決める。試合終了直後に街のどこからか花火の音が聞こえて来た。因みにNZのラグビーチームは All Blacks で有名だが、これに対してサッカーチームは All Whites らしい。なるほどユニフォームは真っ白である。但し試合前にHakaはやってないようだった。とにかく、おめでとう New Zealand!


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